怖がったり興奮しすぎたりしたときへの対応のコツ

特に自閉症スペクトラムのお子さんは、水へのこだわりが強いことがありますよね。

いい意味でも悪い意味でも・・・だから、トイレットトレーニングの際もそれが原因でうまく遂行できないこともあって、お母さんもお子さんもストレスになることが・・・

 

でも大丈夫!そんなときの対応のコツを伝授しちゃいます!これで、もうトイレットトレーニングが水のせいで中断なんてことを防げてストレスから解放されちゃいます。

 

水への感覚の違い

 

・興奮か恐怖か

自閉症スペクトラムのお子さんにとって、水を流すことは、楽しくてとても興奮する行動であるか、ものすごく怖いものかのどちらかになります。

 

・水の感覚刺激を楽しめる場合

トイレで水を流す時は、水の音と、渦巻く水が過度の感覚刺激になります。だから、この感覚刺激を楽しめる人にとっては、水を流す=トイレに行くことがプラス、になります

 

・水の感覚刺激を楽しめない場合

楽しめない人にとっては、この動作はとても耐え難い。だから、トイレへ行くことがマイナス要因になることがあります。

 

水が流れることが楽しめるお子さんの注意点、水を怖がるお子さんへの対処法

・楽しめるお子さんの注意点

 

水を流すことをプラスに捉えられるお子さんでも、それはそれでお母さんの悩みの種になることがあります。

 

例えば、トイレを使用する前に水を流したくなってしまったり、何度も流したくなってしまうなど・・・

 

これに対して、水はいつ流すのか、タイミングを示した絵のサインを使いましょう。また、事前に流すのは一回だけと示しておくことも重要です。

 

・水を怖がるお子さんへの対処法

水が流れる音などの恐怖のため、トイレを嫌がる場合、トレーニングの一連の動作の最後を変更するのも手です。

 

例えば手を洗い、トイレのドアを開けて逃げ道を作ってから、水を流して、走らずトイレから出る、という動作に変えるとうまくいくことがあります。

 

つまり、ドアを締め切った空間の中で行うと圧迫感が強いですよね。だから、この圧迫を取り除くためにドアを開けてから水を流させるのです。

 

このように、水への対処をちょっと行うだけで、お母さんも無駄なエネルギーを使わないでトレーニングに取り組むことができますよ!結果、お母さんの疲れも減り、やりたいことができるかも!