排泄が完全に終わらないのに立ち去ってしまうときの具体的方策

発達障害の中でも、不注意だったり衝動性をもっているお子さんにとっては、トイレの時間が特別なわけではありません。

 

だから、トイレであっても慌てて出ていくという光景がよくあります。でも、トイレを慌てて出ていってしまうには、困った問題もありますよね。お母さんの悩みも尽きません・・・

 

不注意や衝動性をもつお子さんがやってしまうトイレでの困った行動

・おしっこやうんちが衣類や手についたり、トイレを汚してしまう
・服や手などに臭いがついてしまう
・これらが原因で友だちなどに敬遠されたりいじめの原因になることも

 

困った行動をしてしまう理由

・排泄に集中できない
・頭では排泄中でももう別のことを考えている
・トイレでも衝動的でゆっくり排泄をすますことができない

 

困った行動解決策

・数を数えさせてからトイレを出るようにさせる

排泄が終わってから、10または20数えてからトイレを出ることを徹底させます。つまり、素早く立ち去るのではなく、少し時間をかせぐことを習慣にさせるのです。

 

結果、排泄が終わってもトイレからすぐ立ち去らないことが普通の状態にするのです。

 

・時計やストップウォッチやタイマーなどを活用する

例えば、時計で大体何分というのを決めてもいいと思います。または、おうちだったらストップウォッチやタイマーなどを活用するのも手です。

 

10秒〜30秒過ぎるまで時計を眺めるだけでもOKです。大事なのはもちろん、手を洗ったり、おしりをちゃんと拭くことだったりします。でも、まずは第一段階として、トイレは排泄後すぐに飛び出す所ではないということをわからせるのです。

 

このようなお悩みは実際、発達障害のお子さんで不注意や衝動性の特性をもつお子さんを育てているお母さんは身にしみてわかることだと思います。

 

不衛生がらみの問題は、いじめやからかいの原因にもなります。ただ、いくら手をちゃんと洗って、などと言っても中々できません。でも、まずトイレにいる時間を決めることでだんだんと対処していくことが可能です。

 

できるだけ早い段階でこれらに対処しておけば、将来のお子さんの対人トラブル、対人ストレスも軽減するはず!結果、お母さんも安心!