社会生活をストレスを少なくして過ごせる方法
LDと診断された場合お母さんはショックで、今後我が子がどうなってしまうのだろうかと心配でたまりませんよね。でも、そんなに悲観的にならなくても大丈夫。
学校卒業後の心配を吹き飛ばす方法をご紹介しちゃいます。
学校生活の困難さ
どの授業にも関係してしまう
学習障害の症状って学校に入ると途端に顕著になりますよね。だって、知能指数、いわゆるIQには全く問題がないのに、読み、書き、計算する、推論するなどのある特定のことが困難なだけだから。
学校時代には読み書き計算は不可欠ですし、国語、算数、理科、社会、どれをとってもそれらの能力のいずれかは必要です。
意欲や自尊心の低下を招く
実際、人よりも字を読んだり書いたりするのが遅いせいで、勉強が遅れがち。カンタンな計算でも間違いが多く、時間がなくなってしまう、などなど。
たくさんの困難さを抱えるせいで、段々と学力が下がってきてしまうだけでなく、学習に対する意欲や自尊心が低下してしまうことが一番心配です。
そのため、学校時代を辛いものとしていることが多くあります。よほど良い先生に当たるとかでない限り、辛い思いを持ち続けることが少なくありません。
どうすれば社会に出てから、ストレスが少なくてすむ?大事な3つのポイント
でも社会に出れば、学校の勉強だけではないところで勝負できます。だから、もちろん困難は多少続くものの、学校よりも適応しやすいところも出てきたりもします。
では、どうすれば社会生活をストレスが少なく過ごせるか、3つの大事なポイントをご紹介します。
@苦手なことにこだわりすぎない
人はどうしても苦手なことに目を向けがち。もちろん、苦手なことを克服するのはとても大事なことだしすばらしいこと。でも、人間は、自分の力以上のものをこなし続けているとやがて無気力になるという性質があります。
だから、例えば読むのがどうしても苦手なら録音して聞くとか、聞くことで補ったり。書くのがどうしても難しかったら半分は頑張って書くけど半分は印刷に頼るとか、量を減らしたり代替え案を用意しておくのも手。
苦手なことをすべて克服しようとこだわりすぎるのは疲れてしまい、将来への不安を残す要因の一つにもなりかねません。
A得意分野を極める
もし書くことがすごく苦手でも、料理がとにかく好きとか、サッカーだけは負けないとか、動物が大好きとか、誰しも好きなこと、得意なことは何かしらあるはず。そこをとことんのばしてあげましょう。
小さいころから何か自信のあることが一つでもあれば将来への希望、自信につながります。
B人間性で勝負
確かに書くのは遅い、でも仕事は緻密で丁寧、まじめで勤勉、親切など、最後は人間性が要となることも多々あります。
人間性でカバーできる部分が多いのは社会に出てからの特権です。人間性はお父さん、お母さんからも伝授しやすいですし、ここがしっかりしていれば人にも親切にされやすいです。
結果、人に恵まれ心がすさむこともないはず。学習障害のお子さんをお持ちのお母さん、ぜひこの3つのポイントで、お子さんの将来に夢を与えてあげてください。