お薬の不安、心配から解放される一言
お医者さんで、お子さんにお薬を使うことになった場合、まず、お母さんは不安でいっぱいになりますよね。
なぜなら、こんな小さい子どもにお薬を飲ましたら体に悪いんじゃないか、何か起こらないか、もしかしたら一度飲ませてしまったら、ずっと薬を飲み続けなければならないのか・・・
こんなふうに心配な考えが次から次へと出てきてしまいますよね。
でも大丈夫です。これらの不安、心配から解放されるお言葉を伝授しちゃいます!これでも、もうお子さんのお薬がらみで心配で眠れない日々に終止符が打てますよ。
そもそもどんな時にお薬を使わなければならないの?
医師の指示
まず、薬は医師の処方がなくては服薬できません。そして、お医者さんがお子さんにはお薬が必要かも、服薬した方が生活しやすくなるだろう、お薬の副作用よりも使った方が本人のためになる、と考えたときに使います。
本人の辛さの緩和
お薬を飲まなくていいのならそれに越したことはありません。でも、飲まないことによりさまざまな症状や行動などにより、お子さん自身が苦しめられて生活に困難が出てきたりするとき、使います。
周囲が困っている場合(長い目で見れば本人の辛さへの緩和につながる)
また、周りが困っているというときに使うこともあります。これは、実際まだ本人に困難さが感じられなくても、周りへのさまざまな妨害があり、それにより本人が注意を受けすぎたり嫌われたりなど、困難が及ぶであろうときにも使います。
つまり、実際現在はぱっと見、人のために飲む、といった感じですが、長い目で見れば本人の直面する困難な自体への配慮の場合があります。
このように、お薬を使うことによって、今お子さんがいる環境が少しでも楽になったり、できないことに取り組めるようになるなど、メリットがあるから使うんです。
お薬はいつまで飲むの?
落ち着いてくるまで(お薬を使わなくてもなんとかやっていけるころまで)
もちろん、困っている症状や行動がなくなるまで使うことが多いとは思います。でも、勘違いしないでくださいね。お子さんは、たとえ発達障害という名称がついているとはいえ、一生ここから成長発達しないわけじゃないんです。
ちゃんと本人のペースで本人なりにちゃ〜んと発達していきます。だから、ずっとこのままってことはないんです。
例えば、衝動性や落ち着きのなさだって、年齢が上がるに連れて障害であろうとなかろうと、落ち着いてくるんです。だから、小学校の時はお薬をたくさん飲んでいたお子さんでも、高校、大学では全く必要なくなるなんてことだってあるんです。
よく、きつかった人が年を取ってずいぶん丸くなったなんてことよく聞きますよね。それとおんなじなんです。
お薬以外の代替えのものでもなんとかなるまで
だんだんと、年齢が上がるに連れて、できることが増えてきます。例えば、認知行動療法やソーシャルスキルトレーニング(SST)、カウンセリングなどで自分の困難さに気づき、緩和に向け取り組めるようになったり、すると、必ずしもお薬だけに頼らなくてよくなることもあります。
ただ、症状などによって、お薬と併用することは多々あります。だから、それはちゃんとお医者さんの指示に従ってくださいね。
発達障害とお薬の心配まとめ
いかがでしたか?少しは不安が軽くなりましたか?お薬の不安については、ぜひ主治医の先生にも聞いてみてくださいね。ここで、ちゃんとお母さんの不安についてしっかり話をしてくれる先生は信頼できますよ。
でも、もし忙しいあまりに納得のいく答えが出ない先生がいたら・・・これが毎回だったらお母さんも辛いと思います。だから、他の先生をあたってみることもひとつの手ですよ。
遠慮しないで、セカンドオピニオンをしてみてくださいね。先生はもちろんお子さんとの相性もありますが、一緒に取り組むお母さんを励ましてくれるような先生でなくては、お母さんがもちませんから。