発達障害を早期発見することのメリット

発達障害を早くに知ることでどんなメリットがあるの?

 

例えば、がんなどの病気でも、早期発見が大事なんて言われますよね。

 

早くみつければそれだけ、治療の余地もあります。再発の恐れすらあるものの、とりあえずの完治もありえますよね。

 

でも発達障害の場合ってどうなんだろう

 

実際に早期発見ってどうして大事なの?
病気みたいに早期発見で治ったりするの?

 

などいろいろな疑問をもつお母さんも多いはず。

 

そこで、今回は発達障害の早期発見についてのさまざまな疑問にお答えしちゃいます!

 

これを知らなきゃいつまでも発達障害のことにやきもきし続けちゃいますよ。

 

早期発見ってどうして大事なの?治るの?

発達障害の3つに症状別段階について

 

発達障害には3つの症状の段階があります。この症状の段階に進まないために早期発見が大事なのです。

 

@一次症状

これは、まずそれぞれのもともともつ特性を指します。

 

例えば、自閉症スペクトラム障害のお子さんだったら、もともと他人の気持ちに立って考える能力を身につけることが難しかったりしますよね。

 

大体定型発達のお子さんだったら学校入学前に身につくことが、中々身につかなかったり。

 

発達障害は、なんらかの脳の機能、つまりはたらきがうまくいかないことによって、特有の認知特性といわれるものが考えられますよね。

 

もちろん仮定も含みますが。これを一次症状とよぶのです。

 

ちょっと難しいですが、要は、この障害に至る根本の特性とでも言ったらわかりやすいでしょうか。

 

A二次症状

そして、二次症状とは、例えばさきほどの自閉症スペクトラムにおけるコミュニケーションがうまくいかないこと、ADHDだったら多動など。

 

その脳機能がうまくいかないことによる数々の症状ともいえるものを二次症状というと考えてみてください。

 

B三次症状

さらに、三次症状とは、これらの上記の状態について、
何も対策、対応をしないままで社会生活を送ることによって起こることを指します。

 

例えば、学習障害があるのに、それを努力が足りないからだと

 

高すぎる目標を設定されて無理な学習を強いられたり、クラスの中で浮いてしまったり・・・などなど。

 

これらをさらに放っておくと、
いじめにあったり
自信をなくしたり
自尊心を傷つけられたり
うつ状態になったり

 

などなど、さまざまな症状が出てきます。

 

これらは、今後のお子さんの将来を深く傷つけるものになったり、社会適応を大きく妨げることになるかもしれません。

 

発達障害を早期発見したからといって、これらすべての症状をなくすことは難しいです。
特に、一次症状に関してはもともとのものですから、残ってしまうと考えてください。

 

でも二次症状に関しては、確かに早期発見しても何らかの形で残るとは思います。

 

でも、ある程度の軽減や残るにしても日常生活への支障を軽減することが可能です。

 

(このサイトの他のコラムを参考にしてみてくださいね)

 

さらに、三次症状に関しては、予防ができます。つまり、早い段階でお父さん、お母さんなどの家族、そしてお子さんを取り巻く先生など大人側がお子さんの特徴をよく知っておくことで防げるのです。

 

つまり、根本的な部分は治すことはできないのですが、二次症状は軽快、三次症状は治すというより出さないことが予防で可能なのです。

 

早期発見の3つの利点

症状で苦しむことが軽減

比較的早期から周囲の理解が得られれば、自分のマイナスだと感じている特性で苦しむことが少なくなります。

 

なぜなら、例えば園や学校などで、無理やり苦手なことを強いられたりすることもなく、お子さんの特性に合ったさまざまな配慮、対策が得られやすいから。

 

例えば、自閉症スペクトラムのあるお子さんがいれば、できるだけ急な予定の変更を避けてくれるかもしれません。

 

また、学習障害のお子さんであれば、文章を読みやすくしたり書きやすくする配慮やみんなより量を減らしてもらえるかもしれません。

 

このような感じで、配慮をなされたお子さんは、それが普通であるから、そんなに自分の特性で苦戦することが、何もされないお子さんよりもはるかに減るんです。

 

結果、自信をもぎ取られたり、自尊心が低下するのを防ぐことが可能になるのです。つまり、自分の特性に飲み込まれることが少なくなるのです。

 

自分の特性がプラスにも働く

もちろん、自分に発達障害があるから周りよりも大変な思いをすることが多いかもしれません。人に配慮してもらったり、対策を講じてもらったり、自分自身でも工夫が必要だったり・・・などなど。

 

でも、しっかり早期から対策をしてこられたならば、自分自身の特性をプラスに発揮することだって可能です。

 

なぜなら、もう十分自分自身でも自分の特性を把握出来ていることが多いし、それをプラスに生かそうとする意欲、自信もついているから。

 

つまり、いつも怒られてばかり、注意されてばかりだとどんどん自尊心が低くなって気力も低下します。

 

でもそういう経験がなくて、自分のことがちゃんと評価され、適切な支援をしてもらえていたら、自分でも何か取り組んでみようという意欲がみなぎるから。

 

例えば、自閉症スペクトラムのお子さんだったらすごく記憶力が強いところを生かしたり、こだわりを生かした研究など、マイナスとも思われる点でもプラス、プラス以上にすることができたりするかもしれないのです。

 

将来が明るくなる

 

上記のようなことで、結果としては将来が明るく、社会適応がちゃんとできるのです。
なぜなら、自分の得意分野を活かせる、発揮できるなら、わざわざ自分の弱い部分、苦手な分野を無理強いされたり、直面しすぎないですむから。

 

もちろん苦手な分野の克服も大事です。でも、もともと変えにくいところを無理強いするよりは、得意分野を伸ばした方がずっと得。

 

将来を悲観することなんてありません。注意されたり特性を無理やり改善させられようとせず、得意なところを生き生きと伸ばせる環境に恵まれれば、将来は明るいものとなるのです。

 

まとめ

いかがでしたか?このように、発達障害の早期発見というのがどれほど重要かおわかりになったかと思います。

 

早ければ早いほど、対応も早く、本人の傷つきにも気づいたり配慮してあげられます。だから、診断されたらどうしようなどと思わず、専門機関の門を叩くのをおそれないでくださいね。

 

ただ、診断だけで終わってしまえばどうしようもありません。診断プラス細やかな処方箋をもらわなくてはなりません。

 

これがなければ診断も意味がなくなってしまいます。もし、診断だけで終わるような所に出くわしたら、ぜひセカンドオピニオン的に別の相談機関に行ってみるのをおすすめします。