適切な時期と方法をカンタンに伝授
お子さんに診断がついたとき、お母さんはどんな思いだったでしょう。信じられない、ショック、どうして我が子が・・・、何かの間違えではないかなどとショックが大きかった人が多いかもしれません。
逆に、こういう障害だったんだ、安心した、ほっとした、というお母さんもいらっしゃいます。
自分の育て方が原因では、なんでこんな注意ばかり受けるの?と途方にくれていた矢先に診断名がつき、そうだったんだ、だからこうだったんだ、と納得した、なんて方もいらっしゃいます。
だから、お子さんもそうなんです。急にそんなこと言われても・・・と思う場合と、そうだったんだ、だから自分ってこうだったんだ、と妙に納得できることもあるんです。
でもいつ告知すればいいの?どうやって伝えればいいの?と悩んでいるお母さんも多いはず。そこで、今回は診断の本人への告知の時期と方法についてカンタンにお教えしちゃいます。
告知の時期
・お子さんが違和感、ずれを感じたとき
まだ、お子さんが自分自身について関心があまりむいていない時は適切ではありません。どちらかというと、自分と他の人って何か違う、などといったずれのようなものを感じたときが適切です。
自分への認識に過敏性が増してきたときが時期といえます。それ以前に言ってもあまりしっくりと理解できないことが多いのです。
どんなふうに誰がいうの?
・誰が行うの?
告知を誰が行うのかはとっても大事なポイント。結論的にいえば、お子さんと肯定的な関係を築けていたお子さんが信頼している人(今後も含めて)が適切と言われています。
主治医の場合もあるでしょうしお母さんの場合もあります。
・どんなふうに言うの?
例えば、お医者さんだった場合、お母さん以外の場合はその方にお任せしましょう。
でもお母さんが言う場合、その場合はこんなふうに伝えてみてください。
具体的な実例をあげながら、こういうときってこうなって苦労しているよね、大変だよね、などと、うまくできていない部分をあげながら、話します。これには、〇〇って名前がついているんだよ。
でもこういう良い面もあるよね、とお子さんの良い面、ステキな面も同時にあげるとよりいいと思います。
その際、できるだけ、お子さん自身が困っていると認識していることを例に出すとしっくり受け止めやすくなります。
まとめ
いかがでしたか?告知のタイミングは、主治医などが適切な時期に行うこともあるかと思います。でもお母さん自身が任されたとき、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
お子さんも自分のことがしっかり認識できれば、改善に向けより協力的になるだろうし、お母さん自身も楽になるはず!