自分の興味のあること以外知ろうとしないのは自閉症スペクトラム障害?

さて、今回のご質問は、自分の興味のあること以外には一切関心を示さない、知ろうとしないお子さんをお持ちのお母さんからです。

 

このような症状は自閉症スペクトラム障害?興味がなくても学ばせることは可能?

 

です。

 

ではまず、自閉症スペクトラム障害の中でもよく見られる症状の一つであるこだわりのの概念からカンタンにご説明します。

自閉症スペクトラム障害のこだわり

・興味のあることへの異常なくらいの執着
例えば車や電車好きのお子さんはたくさんいます。でも、それでも路線図を細かく書けたり電車などの型番などまで覚えるなど、興味のあるものに関しては、徹底的に調べ身に付けます。

 

・興味のある対象があると時間ややることを忘れてしまう
例えば、自分の好きな、興味のある物が目の前にあったら、周りで誰が何を言おうとまるで耳に入っていないかのような状態になります。

 

 

このように、自閉症スペクトラムのお子さんは、興味・関心のあることなら、普通ここまで、と思うくらい執着します。

 

一方で、自分が関心のない物事に関しては、耳に入らないということがよくあります。

興味のあること以外知ろうとしない=自閉症スペクトラム障害?

・障害の有無
実際に、自閉症スペクトラム障害のお子さんは、自分の興味のあることには没頭しますがそれ以外のことにはあまり興味を示さないことが多いです。

 

だから、興味のあること以外知ろうとしない、というのは自閉症スペクトラム障害の可能性があります。

 

しかし、必ずそうかというと、そうとも限りません。なぜなら、診断基準には他の基準もありますし、実際にどんな人でもそういう傾向がないわけではないから。

 

だから、障害の有無だけで判断しないようにしてくださいね。

興味のないことでも学ばせることができるコツ

・やり方次第で可能
どんなことでも、誰でも、自分が好きなことははかどるけどそうでないものは気が進まなくて当然。

 

特に小さい子どもほど、その傾向は強いのです。でも、だからといってこれからの時代を担っていくお子さんが、今後興味のあること以外学ばなくていいわけではありません。

 

要は、やり方次第なのです。例えば、勉強にしてもここまでできたらシール(ただのシールではなく、お子さんの好きな電車のシールにしたりなど)、など小さなご褒美をあげながら取り組むのです。

 

 

・学習するときはまっさらな状態で
例えば特に興味のない勉強をするときには、机の上や目の届く範囲にお子さんの興味のあるようなものを置くのをやめましょう。

 

何もない状態なら取り組むことができることが多いのです。

 

このように、やり方次第でお子さんが興味のないことでも学ばせることは可能です。でも、ぜひお子さんの興味のあることについても、思いっきり触れさせる時間をあげてくださいね。