「自分の気持ちから理解してみよう!」3つの感情のスキルトレーニングの方法とは!?
自閉症スペクトラムのお子さんは、相手の気持ちを推測することがとっても苦手。
だから、しばしば空気が読めないなどと言われてしまいます。
しかし、実際は相手の気持ちという前に、自分自身の気持ちを理解したり表現することが苦手なのです。
だから、まずは自分の心の中にある気持ちに気付くことから始めましょう!
これをしないで、相手の気持ちといっていても本末転倒!
そこで、カンタンな3つの感情のスキルトレーニングをご紹介!これを知らなきゃ、いつまでも感情面のコントロールができませんよ!
3つの感情のスキルトレーニング
どんな紙を使ってもいいので顔の絵を5つ作りましょう。
例)5つの顔の表情を記した絵カード
1.楽しい気分の顔
2.起こっている気分の顔
3.悲しい気分の顔
4.不安な気分の顔
5.怖い気分の顔
例えば、さっきこういうことを言われたけどそのときの顔は、どんな顔だったと思うかな?などと、そのときの感情に近い絵カードを選ばせます。
もし、わからなければ、この時はこんな顔だったと思うよ、とこちらから教えてあげましょう。
なぜなら、自閉症スペクトラムのお子さんは、感情がないわけではなく、その感覚を怖いとか、楽しい、とかラベルを貼って理解していないだけなのです。
だから、そのラベルの貼り方を教えてあげさえすればいいのです!
気持ちを表す言葉を作って、気持ちあてクイズをしてみましょう。
例)7つの気持ちをあらわす言葉リスト
1.楽しかった
2.怒った
3.イライラ
4.しんぱい
5.かなしい
6.ざんねん
7.きんちょう
このリストから、例えばお母さんがクイズを出してみます。実際に最近本人に起こったことを例にとるとわかりやすいはず。
例えば「こないだせっかくやった宿題を学校に持っていくのを忘れちゃったよね」、このときの気持ちをリストの中から選んでね、と気持ちを選ばせます。
もし選べなかったら教えてあげます。こんなやりとりを繰り返してこういう時はこういう気持ちというのを言葉を見ることで身につけさせます。
ここまでができたら最終段階です。
本などの長文を一緒に読み、この人ってどんな気持ちかな?と顔の絵カードや言葉リストから選ばせます。
そうすれば、だんだんと日常生活でも応用がきくようになります。
結果、さまざまな場面で感情に関心をもてるし、理解できるように!
いかがでしたか?この3つの感情のスキルトレーニング、カンタンにできるのでぜひ実践してみてください!結果、お子さんの人への感情への関心がメキメキついてくることを実感できるはず!だからお母さんもとっても嬉しい!