特別支援学校(昔でいう養護学校)、通級、通常学級、子どもの居場所、どう決めればいいの?

さて、今回ご質問にこられたお母さんのご質問はこちらです。

 

特別支援学校(昔でいう養護学校)や通級、通常学級、結局どう決めればいいの?

 

というものです。

 

特別支援学校、特別支援学級、通級は、通常学級とは異なります。そして、お母さん自身も知らないだけあって抵抗がある、という声をよく聞きます。

 

でも、子どもにはそこが適していると言われたし・・・結局どう決めればいいの?と思っているお母さんが世の中にはたくさんいます。そこで、今回は、それぞれの特徴と選ぶポイントなどについて、お答えします!

特別支援学校、特別支援学級、通級、通常学級についての特徴

・特別支援学校
昔は養護学校と言われていたところです。盲学校、ろう学校とともに、特別支援学級などよりもより専門性の高い指導が受けられます。施設や設備も整っていることが多く、個別な指導も受けられます。

 

ただ、学校そのものの数が少ないのです。だから、通学に時間がかかったり自分の地域の友だちとの関わりが少なくなってしまうという難点も・・・

 

でも最近では特別支援教育が整備され、そのへんは改善されつつあるのです。

 

例えば、特別支援学校に就学を考えているが、地元の学校との交流教育を行なってほしい、放課後は地元の子どもたちと学童保育などを利用して遊ばせたいなど、さまざまな要望を出すことが可能です。

 

地元での受け皿ができていることを修学先の学校に伝えておけば、交流を視野に入れた時間割や個別指導計画などを作成してもらえます。ただ、交流の回数や内容など描くイメージはさまざまです。だから、できるだけ具体的にしておくことが大切です。

 

・特別支援学級
通常の学校の中に設置された固定の特殊学級に在籍する形をとるものです。お子さんのひとりひとりのニーズに合ったプログラムが組まれ、個別な指導を受けることが可能です。

 

特殊学級では、たとえば生活面や特殊学級で、学習面は通常学級で、とかどちらも特殊学級で、などお子さんによってプログラムを組める特徴があります。こちらでも、お母さんがお子さんに考えている教育のニーズを就学相談でしっかり話しておくことが重要です。

 

・通級
通常学級に在籍し、言語、情緒、弱視、難聴などの生涯をもつお子さんが週に何時間か通って個別の指導を受けるものです。基本的には、通常学級で授業を受けるが、週に何回か取り出して他の学級で勉強します。

 

ただし、全部の学校にあるわけではありません。だから、通うためには保護者が付き添わなくてはならないところもありますので、お母さんに負担がかかることがあります。

 

・通常学級
障害をもっていても、学習指導要領にそってみんなと同じ指導をうけます。介助員、支援員などがつくときとつかないときがあります。障害のある子どもが通常学級に在籍する際、校長の判断で申請され、クラス運営のために入る形になっています。

 

ただし、介助員、支援員は個別に勉強を教えるのが目的ではありません。あくまでも補佐といった感じです。もちろん学校などにもよりますが。

どう選ぶ?子どもに合った学校、学級を選ぶポイント

特別支援学校か、特別支援学級か、通級利用か、普通学級か・・・

 

・特別支援学校と特別支援学級の共通点
この二つで悩まれるお母さんが結構います。まず、共通点とすると、どちらも、通常学級に在籍するお子さんと比べて、障害のあるお子さんひとりひとりをしっかり見守れる点です。

 

障害のあるお子さんが、自分を理解してもらえない、ということでの傷つきは小さいと思われます。

 

・特別支援学校と特別支援学級の違い
一方でこの二つの違いを考えてみると・・・
特別支援学校は、学校全体で組織を挙げて100%障害のある子どもに向けて動いています。しかし、特別支援学級は、大体80%が障害のない子向け、20%が障害のある子向けといった感じ。

 

例えば、校庭で遊ぶとします。特別支援学校の場合は、障害のある子向けのため三輪車で遊べます。でも、特別支援学級の場合、普通の学校に三輪車があったとして遊ぶってことは難しいはず。

 

また、特別支援学校では授業時間もお子さんに合った時間で刻めても、特別支援学級はそうもいきません。

 

その一方で、特別支援学級は、通常の学校の中にあるため、障害のない子もある子も同じ空間にいるので、良い体験ができるというメリットもあります。

 

・通級
週に数回でも、お子さん自身が主役になれる場があるとも考えられます。ただ、その通級の先生、クラスメートなどお子さんが心地良く学べるか、相性は大丈夫かなど、いろいろ心配もあるかと思います。

 

だから、事前に見学に行ったり、入ったあとも、お子さんの話によく耳を傾けたりお子さんの様子をよくみることも大切です。

 

・通常学級
親としては世間体も考えてしまうし、自分が知らないところよりも、やはり通常学級でなんとか頑張ってほしいと思うことが多いかと思います。

 

通常学級は、何より地域に根付いていますし、いろいろな障害のないお子さんとも関われるという利点はあります。でも、先生も障害を専門にもつ人ではなかったり、環境も整っていないことも多いです。

 

また、何よりお子さん自身が自分を発揮することが難しく、自尊心が低くなってしまうことも心配されます。

 

もちろん、当たった担任の先生、そのときのクラスメートなどにも大きく左右されます。周囲の理解を得るのも大変かもしれません。でも、お子さんを頑張ってみんなについていけるように叱咤激励するのは避けてください。

 

大事なのはお子さんを頑張らせることではなく、先生や他の保護者やクラスメートなどに正確に理解してもらうことだと思います。

まとめ

このように、どれも良い点もあれば難しい面もあるかと思います。ご両親だけで決めるのも辛い場合、まずは専門家とよく話をして決めるといいかと思います。

 

また、どの進学を選んでも、もし問題が起きれば変更できないわけではありません。どの段階からでもやり直しはききます。

 

大切なのは、今のお子さんに合ったお子さんが花を咲かすことができるような、おうち以外の第二の心地よい楽しい空間を選ぶことだと考えてください!

 

それがお母さん含めご家族の幸せにもつながるのです!