どの授業でもひらがなを書くことが求められてしまい、苦痛が重なってしまいます。

書き障害のお子さんにとって、文字を書くことは苦痛で仕方ありません。
なぜなら、実際に書く行為自体ができないのではなく、不器用さ、見たままを字に起こす作業をしている脳の部分の働きがうまくいかないから。

 

だから、文字を構成している線や点などの形をうまく認識、または認識したものを表出できないのです。

 

そして、小学校に入りまず、つまずいてしまうのが、ひらがなです。

 

ひらがなを読むことは抵抗なくできても、うまく書くことができません。

 

でもどの授業でもひらがなを書くことが求められてしまい、苦痛が重なってしまいます。

 

そこで、抵抗なくゲーム感覚で行えるひらがなを書くための3つの方法を伝授します。

 

これを知らなきゃ、これから先漢字も出てきて、さらに苦痛を重ねることになってしまうかも・・・

ひらがなを抵抗なく書けるための3つの方法

ひらがなのパーツを分解してみる!

まず大きめの紙、できれば厚紙を準備します。そして、ひらがなの文字を構成する形の要素をすべて分解し、一つのパーツに一枚の紙を使って書きます。
さらに、見本として、ひらがな一文字を書いた厚紙も準備します。

 

これで準備は完了です。

 

左に見本であるお手本のひらがな一文字を置きましょう。

 

そして、それを見ながら、パーツを組み合わせて左の見本と同じひらがなを完成させます。

 

こうすることで、文字(ひらがな)の形態を認識、確認することにつながります。

 

結果、ひらがなを書くときに、自然とパーツが頭に浮かんでくるように!

 

慣れてきたら見本を見ないで行いましょう。

パーツの呼び名を決める

「たて」、「よこ」、「てん」、「カーブ」、「の」など、ひらがなのパーツに使われる要素に名前をつけましょう。

 

例えば「あ」だったら、「よこ」、「たて」、「の」などと、声に出させるとより効果的!

途中まで書きかけのひらがなを、本人に完成させる

例えば、「あ」の文字に、「たて」と「よこ」だけを書いておきます。

 

そして、あとは本人に書かせます。

 

あとは「の」が足りないね、なんて話しながら行うとより効果があります。

 

ひらがなを抵抗なくかけるようになる方法 まとめ

こんなカンタンな3つの方法で、ぐんとひらがなが書きやすくなってしまいます。

 

結果、抵抗がなくなるだけでなく、漢字が出てきても喜んで挑戦するようになるかも!?