大事なことを聞きもらしたり、書きもらしたりしてして怒られがち
言葉で話したことを文字につづらなければならないことってたくさんありますよね。
例えば学校の授業やそれ以外時間の説明、電話中のメモなど。
でも発達障害のお子さんの中には、これがとっても苦手なことがあります。
なぜなら、言葉の聞き取りや文字を思い出すことが難しいから。
でも大丈夫です。カンタンな3つの方法で、聞いたことを文字に起こすのがたやすくなるのです。
これを知らなきゃ、いつまでも大事なことを聞きもらし、書きもらしてしまいます。
結果、失敗や忘れ物も減らず、学校で怒られてばかりに・・・
聞いたことを文字に起こす3つの方法
例えば、はさみ、えんぴつ、たいそうぎ、などよく使う言葉を一字づつ単語カードにし、すべてばらばらにします。
その中から、お母さんが、えんぴつと言って、「え」、「ん」、「ぴ」、「つ」という4つの単語のカードを選んで並べさせます。
最初は1つ、2つ、3つ位の単語で行います。慣れてきたら、単語の数を多くしてみましょう。
この要領で、今度は文を作ります。
例えば、「あした、わすれずに、ガムテープとハサミをもってくる」という文をお母さんが読み上げます。
そして、カードには、「あした」、「わすれずに」、「ガムテープ」、「と」、「ハサミ」、「を」、「もって」、「くる」というような短文に分けておきます。
そしてこれをぐちゃぐちゃにして、選んで正しい順番に並べ替えさせます。
よくお母さんが言う言葉、先生が言う言葉を想像して短文を作ってみましょう。
これを遊びながら繰り返していくうちに、だんだんと聞いた言葉と見た文字を結び付けられるようになります。
例えば、学校で明日の時間割や持ち物を連絡帳に書くことがあります。
その際、はじめから、連絡帳に、あしたのじかんわり@、A、B、・・・、もちもの@、A、B、・・・などと書いておき、後は書き込むだけの表にしておきます。
そして、よく使う文字を、その横や下などあいているところに書いておいてあげます。
よく使うひらがなや文字リストを作っておけば、そこから選ぶことが可能です。
例えば、時間割だったら、こくご、さんすう、たいいく、せいかつ、などですから、これらの文字をバラバラにしたものを書いておくのです。
最初は難しいから、こくご、さんすう、などと文字を書いておいてあげ、慣れてきたら、文字をバラバラにしてみましょう。
聞いた言葉を文字としてメモ まとめ
この3つの方法をゲーム感覚でできたらお子さんも楽しく、メモることが可能です。
結果、学校で怒られることもなくなり、楽しく過ごせるかも!?