よく遅刻や人を待たせてしまうので、怒られたり嫌がられたりしがち
発達障害のお子さんのなかには、時間が守れないことがよくあります。
だから、いつも人を待たせたり、遅刻をしてしまいがち。結果、怒られたり嫌がられたりすることが多いのです。
でも悪気があって時間を守れないのではありません。守れないのには理由があります。
時間を守れない3つの理由
@刺激に反応しやすいから
ちょっとした刺激にすぐ反応しやすいお子さんは、いろいろなことを思いつきます。
そして、その思いつきで行動してしまうことがあります。
結果、時間に間に合わなかったりして、切羽詰った状態になってしまうのです。
A時間の配分がうまくできないから
例えば、待ち合わせの時間までに、これしてあれして、とやらなければいけないことを考えたつもりではあります。
しかし、時間の読みが甘いことがあります。
だから、でかける直前まで、慌てた状態になってしまうのです。
結果、約束の時間が守れないことに。
B状況判断が苦手だから
みんなを待たせているという空気が読めていません。
だから、周りには何をグズグズしてるんだ、と思われがち。でも悪気はないのです。
このような3つの理由から、時間を守れないのです。
でも大丈夫!時間を守りやすくする3つの方法があるんです。これを知らなきゃいつも悪気があって遅れると勘違いされて友だちが減ってしまうかも・・・
時間を守れるようにする3つの方法
特に小さいうちは、何かを始める前に、終了時間を事前に予告しておきましょう。
時計が読めないお子さんには、針がここになったら、と具体的に教えます。
さらに、終わりの時間を計算して、次のことを思いつく前に、「ここまでやったらおしまいね」と、間髪いれずに声かけしてあげます。
学校に行くなど、毎日決まっていることについては、朝やるべきことリストを作りましょう。
どんな作業があるか、それに何分かかるか、お子さんと一緒に作るとより効果的。
また、違った予定のある日に関しては、新たに、その予定表を分単位で作ると安心です。
みんなが待っているじゃない!とだけ言うのではなく、急ごう!というところを強調してみましょう。
また、一緒に小走りでその場所まで連れていくなど、急ぐという概念自体を一緒に行動で教えてあげることが大切。
いかがでしたか?このような3つの方法を続けていくと、人を待たせることがなくなり、だんだんと目に見える効果があるはず!
結果、友だちもいっぱいできて楽しく遊べることが多くなるかも!?