人にすぐ注意したり揚げ足を取ったり

友だちのちょっとした間違いを指摘、揚げ足をとり、関係もぎくしゃく・・・

 

発達障害のお子さんの中には、人の間違いにとっても敏感で衝動的に注意してしまうことがあります。
その理由は、対人関係がうまくいかず不器用だったり、過度な正義感、こだわりがあるから。
また、行動が荒れている場合も人への強い指摘が目立つことがあります。

 

クラスでも、友だちがちょっと間違えたりすると揚げ足をとります。
結果、お友達にも嫌がられることが多いですよね。

 

でもお子さんも、悪気があって間違いを指摘しているのではないのです。
そうはいっても、これが続くとお子さんもいつもクラスで煙たがられる存在になってしまうかも・・・
でも大丈夫!効果的な3つの対処法があるんです。
これを知らなきゃいつまでもこの性質が抜け出せず、上の学校に行くに連れて周囲からひかれてしまうかも・・・

 

人のことをすぐ注意してしまうことへの3つの対処法

 

@指摘するのは先生ということを教える

クラス内で特に授業中の発言など、お友達の指摘をしてしまったときは、お友達が不快になりますよね。

 

そうすると、そこで友だち関係にも影響しちゃうことがあります。
だから、「お友達が間違っていたら先生が指摘するから、〇〇(お子さんの名前)からはしないでね」、と教えるのです。

 

もし、「注意したくなったら先生にこっそり教えてね」といっておくともっと効果的。
もし、席が遠いなど先生にすぐ知らせられないときはメモしてあとで渡してね、とします。
あくまで、注意は先生の仕事ということを理解させるのです。

 

A×言葉は使わないように教える

×言葉、つまり、言ったら人が傷つく言葉を×言葉、チクチク言葉、イヤイヤ言葉、などと何でもいいので名付けます。
そして、そのような言葉は人が傷つくからやめようね、と教えます。

 

ついつい、人に注意をする時や気になったときに、「ばーか」、「なにやってんだよ」など強くて汚い言葉を使いがち。
だから、そのような言葉を発したときは、×言葉だよ、などと先生に逐一教えてもらうのです。
もちろん、お母さんもきょうだい間で見つけられ×言葉だよーとかチクチク言葉だよーなどと一つ一つ教えてあげるのです。

 

Bあったか言葉を強化

例えば、失敗した友だちやきょうだいに、「どんまい」とか、「大丈夫?」などと優しい言葉をかけてたら大いにほめてあげましょう。
いいな、と思う言葉にはその都度ほめます。
つまり、あったか言葉を増やしていくのです。
そのうち自然に身についてきます。

 

結果、×言葉が減りあったか言葉が増えることに。

 

最後に

いかがでしたか?お子さんに3つの方法でちゃんと教えていけばおのずと効果が出てきます。
結果、今後の友達関係も悪化が避けられます。
結果、早い段階で、人への指摘がおさまり人間関係のぎくしゃくを大幅に防げます。