指先に筋力があるのに不器用なお子さんへ

うまく力がぬけないと、手が固まってしまう・・・

 

発達障害のお子さんは筋力がないために指先の力加減がうまくいかないことがあります。
でも、逆に、筋力があるのに、必要以上に力が入りすぎてしまい、細かい作業になると、指全体が固まってしまうことがあります。

 

これによって、不器用と言われがちです。
実際、そのように不器用な行動ばかりになってしまったりすることがあります。

 

そのためには、手の力をゆるめる訓練をすればいいのです。
そうすれば、一度抜いてからまた力を入れるときには、必要以上に力が入らないようになるのです。

 

このように、指先の不器用さを緩和させるために、手の力を緩めるための3つのカンタンな方法があるんです。

 

これを知らなきゃ、ただただ「力をゆるめなさい」といわれてもできずに、結局指が動かないまま、なんてことがずっと続いてしまい、落ち込みがちに・・・

 

手の力を緩めるための3つの方法

 

手のマッサージをする

手のひらをまんべんなく押したり、親指の下のちょっとふくらんだ母指丘という部分を押したりしてみましょう。
また、指は一本ずつねじったり、付け根も刺激します。
また、手の甲をこぶしでトントンと叩いてみます。

 

これを手を替えて反対の手にも行います。
このように手のマッサージを念入りにすることで、力が抜けていきます。
普段から最初はお母さんがやってあげたり二人でやりっこも効果的。

 

また、急に手が固まってしまったときにもさせます。

 

グー、チョキ、パーなど手を動かす&風船でボール投げなど遊びを活用!

グー、チョキ、パーには握って手を緊張させてまた緩めるという全部の必要な動作が入っています。
だから、これをゆっくり行なって手をリラックスさせる練習もします。
お母さんと楽しくじゃんけんも効果的!
また、風船でバレーのようにボール投げをしてみましょう。
風船は、手に力を入れすぎるとうまくバレーができません。

 

だから、何度も試してみてうまくいかせたい方向にするには、手の力加減を調節する必要があるのです。
これをお母さんやお父さん、きょうだいなど家族みんなで遊びがてらやってみてください!
自然に力が抜け力加減も調節できるのです。

 

家事を手伝わせる

卵を割れないようにもったり割ったり、豆腐を持ったり切ったり、すべて力を抜いた状態の感覚でないとできないことが家事にはたくさんあります。
これを利用して、お手伝い感覚でやらせてみましょう。
家族の一員としての自覚やお母さんの役にたっている感も味わえ自信もつき一石二鳥!

最後に

いかがでしたか?こんな身近な方法でお子さんの不器用さもだんだんに緩和されていきます。
結果、自信もつくし、お母さんなど家族の時間も増えて家族団らんもより楽しくなるかも!