距離感がつかめない

距離感がつかめないと、人にぶつかったり段差でつまずいたり日常生活でも支障が・・・

 

発達障害のお子さんの中には、自分から何らかの対象までの距離、つまり奥行きがつかめないことがよくあります。

 

だから、このくらいがちょうど良いかな、というところに手をのばしたらぶつかってしまったり、物をうまく操作することができなかったりします。

 

日常生活には、人にぶつからないように歩いたりよけたり、段差などに注意して歩いたりなど皆が無意識に行なっていることがたくさんあります。

 

でもそれは距離感が感覚的にわかっているからなせる技。
発達障害のお子さんでは無意識に行なってしまうとだめなんです・・・
でももう心配はいりません!この距離感を、いろいろな道具を使った方法で、養うことができるんです!これを知らなきゃいつも人や物にぶつかったりして怪我をすることだってあるかもしれません!

 

距離感をつかむための3つの方法

 

ボール転がし

お母さんやお父さんと一緒にお部屋やお庭などで座ってボール転がしをやってみましょう。
まず、足をハの字に開きます。
そこにボールを入れ、お子さんのハの字の中にいれます。
お子さんも、お母さんのところめがけて手で転がさせます。

 

最初はうまくできないことが多いです。
でも、だんだんにどのくらいのスピードでどのへんの方向に投げればすっぽり入るかの感覚がついてくるのです。

 

吊るしたボール、転がってくるボール打ち

ボールをひもなどで吊るしてそれをおもちゃのバッドなどで打つ練習をしてみましょう。
最初はすごく難しいです。
なぜなら、バッドを振る強さや速さによっても違ってきてしまうから。

 

また、すべりだいのような傾斜があるところでボールを転がし、その転がってくるボールをバッドで打つのもやってみましょう。
こちらは速さが加速されます。
だからもっと難しい。

 

でも大丈夫。
どちらも回数を重ねればだんだんに当たるようになるのです。
これを家族で楽しくやってみましょう。

 

着地の練習をする

例えば、ちょっと高さのあるところから飛び降りさせます。
そのとき、フラフープのようなものを置いておき、その中に着地できるようにさせるのです。
だんだんに高さを高くしてやってみると効果的。

 

 

最初はボール転がしなどはゆっくり転がしたり距離を短くしましょう。
また、着地だったら高さを低くするなど、失敗が少ないような配慮をしてあげてくださいね。

最後に


いかがでしたか?このような3つのカンタンで楽しい方法で、だんだんに距離感が身についてくるんです!これで、日常生活での不便さだけでなく、スポーツがやりやすくなったり、他の面でもとっても生活しやすくなるのです!