手足の動きがなんかバラバラ

手と足の動きが連動せず、注意を受けがち・・・

 

発達障害のお子さんの中には、例えばみんなで並んで歩いていたりなどすると、一人だけ周りと違って目立った歩き方をするお子さんがいます。

 

一応は、手をちゃんと振って足も上がっているのに、なぜか手を足の動きに連携がとれていないのです。

 

そして、「みんなと合わせてちゃんと手を振って!」などと、注意をされるものの、頭で考えても手足をスムーズに動かすことができないのです。

 

でも大丈夫です。
手と足を連携させてバランスよくする方法があるのです。
これを知らなきゃ、いつまでも行進などの際、みんなとずれて先生や友達に注意を受け続けなくてはなりません。

 

 

手と足の動きをスムーズにするための5つのカンタントレーニング法

 

自然に、手と足を連動させて歩くには、まず正確な動きを繰り返し練習することが効果的です。
ただ漠然と歩くだけでは手足の協応は身につかないのです。

 

だから、今から紹介する5つの歩き方をゆっくりチャレンジしてみることからはじめてみましょう。

 

動物歩き

アヒル歩き、カニ歩き、ニワトリ歩きをマスターしましょう。
まず、アヒル歩きです。
両手を腰に添え、かがみます。
その姿勢のまま、アヒルのように1、2、1、2とゆっくり前に進みます。

 

カニ歩きもまずは両手を腰に添えますが、そのまま足を少し曲げて、がに股になります。
そのまま横にゆっくりと進みます。

 

そして、最後にニワトリ歩きです。
これは、両手で足首らへんを持ちます。
持てる場所で大丈夫です。
そのまま顔を前にむけてゆっくり歩きます。

 

最初はきついですがだんだんに上手になります。
だから、最初はゆっくりペースで少しでもいいので進んでみましょう。

 

四つんばい

赤ちゃんがハイハイするように足と手を床につけて前に進みます。

 

高ばい

ハイハイのひざをつけないバージョン歩きます。
腕の力がいりますがゆっくり前に進んでみましょう。

 

座り歩き

体育座りのように座り、両手は後ろにつきます。
そのまま手と足を使ってゆっくり前に進みます。

 

トンネル歩き

四つんばいの逆の姿勢をとります。
要は顔は上向きで体をそらせ、手と足だけで体をささえます。
そのまま、手と足を左右交互に出したり、同じ側の手足を出したりと二つの方法を練習します。
そして、前方、後方へと両方へ進みます。

最後に

このような方法で、今自分の手足がどうなっているのかを意識させるようにゆっくり移動する練習を重ねましょう。
前向きだけでなく、後ろ向き、横向きなど慣れてきたらいろいろな方向で試してみます。

 

何回も繰り返し行うことで、自分の手足の動きと自分の考えがマッチして、スムーズに歩けるようになります。

 

結果、もう学校で注意されたり恥ずかしい思いもすることなく、学校がより楽しくなるかも!